わからない問題にかける時間を考える
勉強中、わからない問題に直面すると多くの生徒は次の2つの選択をします。
- 1.その場で答えを出すまで考え続ける
- 2.すぐに解答を見て答え合わせをする
どちらが良いかは一概には言えませんが、共通して重要なのは「時間の使い方」です。勉強において時間は限られた貴重な資源です。その時間を有効に使うためには、問題に取り組む際の適切な判断が求められます。
わからない問題にかけるべき時間
全くわからない問題に時間をかけすぎるのは非効率です。次のような基準を持って問題に取り組んでみましょう。
1. 全くわからない場合
解き方の糸口すら見えない場合は、時間をかける必要はありません。数分考えても何も浮かばなければ、次の行動を取りましょう。
- ・対処法:
- ・解答を見て解き方を確認し、理解に努める。
- ・解説を読んでもわからない場合は、すぐに先生や友人に質問する。
2. わかりそうで迷っている場合
「あと少しで答えが出せそう」と感じる問題に出会うこともあります。この場合でも、延々と考え続けるのは得策ではありません。
- ・時間を決めて取り組む:
- ・1問あたり5~10分を目安にして、それ以上かかる場合は一旦スキップする。
- ・時間を区切ることで他の問題にも取り組む余裕が生まれます。
時間を効率よく使うためのポイント
1. わからない問題に執着しない
1問に何十分も費やすと、他の問題を解く時間がなくなります。わからない問題は「一旦置いておく」という選択を恐れずにしましょう。
2. 復習のタイミングを決める
解けなかった問題は、復習のタイミングを決めて再挑戦することが大切です。間違いノートやメモを活用し、再挑戦を効率的に行いましょう。
3. 全体の時間配分を意識する
特にテストや模試の際は、時間配分が結果を大きく左右します。「解ける問題から解く」「わからない問題は後回しにする」といった戦略が重要です。
わからない問題は「学びの種」
わからない問題に出会ったときは、落ち込む必要はありません。それは「自分が知らないことに気づけるチャンス」です。しかし、その問題に必要以上の時間を費やしてしまうと、他の問題を解くチャンスを失い、全体の効率が下がってしまいます。
時間を有効に使いながら、一つずつ「わからない」を解消していけば、自然と勉強の成果も上がっていくはずです。時間の使い方を見直し、効率的に取り組んでみましょう!