塾長ブログ

2024/07/27
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先生の話を聞き流すな-理解力と実践力を高めるための効果的な学習法

勉強をしているとき、先生が解説をしている話を馬耳東風、馬の耳に念仏のごとく、頭の中で何も考えていなかったり、全く関係ないことを考えている生徒が意外と多いものです。しかし、成績が上がりやすい生徒は、先生が解説をしているときに次に先生が言うであろうことを推測しながら聞いています。この本質が分かれば、理解力も上がり、実践力も高まるはずです。今回は、その効果的な学習法について考えてみましょう。


◎馬耳東風な態度の問題点


1. 学習効果の低下

 先生の話を聞き流していると、重要なポイントを見逃してしまい、学習効果が低下します。理解が浅くなり、成績向上が難しくなります。


2. 時間の無駄

 せっかくの授業時間が無駄になってしまいます。集中して話を聞くことで、効率的に学ぶことができるはずなのに、それができないことで貴重な時間を浪費してしまいます。


3. モチベーションの低下

 関係ないことを考えていると、学習へのモチベーションも低下します。興味を持って授業に取り組むことができず、ますます学習が苦痛になってしまいます。


◎効果的な学習法


1. 予測しながら聞く

 成績が上がりやすい生徒は、先生が話している内容を予測しながら聞いています。次に何を言うかを推測することで、話の流れを理解しやすくなり、集中力も高まります。


2. 質問を考える

 先生の解説を聞きながら、自分の中で質問を考えることも効果的です。「なぜそうなるのか?」「他の方法はないのか?」といった疑問を持つことで、深い理解が得られます。


3. ノートにメモを取る

 重要なポイントや、自分が理解できていない部分をノートにメモすることも大切です。後で復習する際に役立ちますし、書くことで記憶にも残りやすくなります。


4. アクティブリスニング

 アクティブリスニングとは、積極的に話を聞く姿勢です。うなずいたり、適度なリアクションを取ることで、自分の集中力を高めることができます。


◎理解力と実践力を高めるために


1. 繰り返し復習する

 一度聞いただけではなく、繰り返し復習することで理解力が深まります。復習を通じて、聞き逃したポイントや理解が浅かった部分を補完することができます。


2. 実際に問題を解く

 解説を聞くだけでなく、実際に問題を解くことで実践力が身につきます。問題を解く過程で、理解が曖昧な部分を確認し、再度解説を聞くことでより深い理解が得られます。


3. 他人に教える

 自分が学んだことを他人に教えることで、自分の理解が深まります。教えることで、自分が本当に理解しているかを確認することができ、不明点を再確認することができます。


まとめ


先生の話をただ聞き流すのではなく、予測しながら聞き、質問を考え、メモを取ることで、理解力と実践力を高めることができます。アクティブリスニングの姿勢を持ち、繰り返し復習し、実際に問題を解くことで、学習効果を最大化することができます。親や教育者としても、生徒たちが効果的な学習法を身につけ、自信を持って学習に取り組めるようサポートしていきましょう。これにより、生徒たちは学びを楽しみながら成績を向上させることができるはずです。

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