塾長ブログ

2024/10/25
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『惜しい』では成長しない!本番で〇をもらうための正しい間違い直しの方法

勉強をしていると、「惜しい」と言って自分の間違いをちょちょっと直して〇にしてしまう生徒は意外と多いのではないでしょうか。符号ミスや数字の違い、漢字の書き間違い、記号を書き直す前の解答、単位のつけ忘れ…。こういった些細なミスを「惜しいから」と見逃してしまうことは、練習の段階では大きな問題に繋がります。

しかし、本番では「惜しい」は通用しません。惜しいからといって〇にしてしまうことは、自分のミスを見逃し、反省するチャンスを逃すことでもあります。反省しない限り、同じミスを繰り返すリスクが高まります。今回は、「惜しい」という気持ちに甘えない大切さについて考えてみたいと思います。


1. 惜しいからといって自分に甘くならない


1. 惜しいミスも本番では全て×

 本番のテストでは、惜しいミスも全て×です。符号ミスや数字が1つ違っただけ、漢字を少し間違えた、記号を書き忘れた…これらは例外なく不正解として扱われます。練習の段階でこれらのミスを「惜しい」として見逃してしまうと、本番でも同じミスを繰り返してしまう可能性が高くなります。だからこそ、練習中にこそしっかりと反省し、修正することが必要です。

  •  ・例: 符号をプラスにするべきところをマイナスにしてしまった場合、本番では「惜しい」として得点が与えられることはありません。練習中でも、符号ミスを〇にするのではなく、しっかりと×をつけて反省の機会にすることが大切です。


2. 惜しいは「本当に正解」ではない

 「惜しい」というのは、本当に正解ではないということです。惜しいミスを〇にしてしまうことで、自分が完全に理解できていないことに気づかないまま進んでしまう可能性があります。たとえ内容がほぼ正解に近くても、「正しい答え」ではない以上、×として捉えることが大切です。間違えたことをしっかりと認識しなければ、成長することはできません。

  •  ・改善策: ミスをしたときに「惜しいから〇でいいや」と思わずに、しっかりと反省し、次に同じミスを繰り返さないための対策を考えましょう。


2. ミスを直さないと成長しない理由


1. 反省しないと同じミスを繰り返す

 「惜しいから」と言って見逃してしまうと、反省の機会を失ってしまいます。ミスを直さずに進めると、同じミスを繰り返してしまう原因になります。ミスこそが学びのチャンスです。符号や数字、漢字の間違い、記号や単位のつけ忘れなど、一見小さなミスでも、そこに学ぶべきポイントが隠れています。

  •  ・例: 単位をつけ忘れるミスを軽視してしまうと、次のテストでも同じミスをする可能性が高くなります。「惜しいから」として〇にするのではなく、「なぜこのミスをしたのか」を考えることで、次に活かすことができるのです。


2. ミスを直すことで自信がつく

 ミスをしっかりと認識し、修正することで、自分の弱点を克服するチャンスとなります。「惜しい」という感情を捨てて、冷静にミスを見つめ直すことで、次に同じ問題に直面したときに自信を持って解けるようになるのです。ミスを修正する行為自体が、正解を導くための大切なステップなのです。

  •  ・改善策: 「ミスを正すことは成長につながる」と考え、ミスに対して真剣に向き合う姿勢を持ちましょう。


3. ミスを改善するための具体的な方法


1. 間違いをしっかり認める

 まずは、自分のミスをしっかりと認めることが重要です。「惜しい」という気持ちがあると、ついミスを軽視しがちですが、あくまで間違いは間違いとして受け止める必要があります。間違いを認めることは、自分の成長に必要な一歩です。

  •  ・例: 例えば、解答の符号が間違っていた場合、間違った箇所に気づくことが大切です。そしてその原因を考え、符号ミスが起きた背景を理解することで、次の問題に活かせます。


2. ミスを反省し、原因を探る

 次に、「なぜミスをしたのか」を反省し、原因を探ることが必要です。符号ミス、数字の間違い、単位のつけ忘れ、記号のミス…どのミスにも必ず理由があります。その理由を考え、自分の癖やミスのパターンを見つけることで、次に同じミスをしないための対策を立てることができます。

  •  ・改善策: ミスをしたときに「どうしてこのミスをしたのか」を考え、解決策をメモしておくことで、次回に同じミスをしないように対策を講じることができます。


3. 練習で克服する

 ミスの原因がわかったら、そのミスを克服するための練習を行います。同じタイプの問題を何度も解くことで、ミスを繰り返さないように訓練していきます。特に、符号や数字、漢字などの基本的なミスは、繰り返し練習することで確実に克服することができます。

  •  ・例: もし符号ミスが多いのであれば、符号のつけ方に注意を払いながら練習を繰り返すことで、正しい符号をつける癖が身につきます。


まとめ


「惜しい」と思って自分のミスを軽視することは、成長を妨げる大きな要因です。練習中にミスをしっかりと認め、反省し、その原因を探ることで、次に同じミスをしないための対策が立てられます。本番では「惜しい」は通用しないことを忘れず、練習段階でしっかりと修正する姿勢を持つことが大切です。

ミスを認め、克服することで、自信がつき、次の問題にも挑戦できる力がつきます。ミスを恐れずに、積極的に改善していくことが、成功への近道です。

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