塾長ブログ

2024/09/20
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エールを送る本当の意味-応援が自分のパフォーマンスを高める理由

運動会の応援合戦や、スポーツの試合前に相手にエールを送る場面があります。この「エールを送る」という行為、一体何のために行うのでしょうか?相手に「せいぜい頑張ってください」という表面的なメッセージなのでしょうか?実は、それは全く違います。エールを送ることには、もっと深い意味があります。

相手に一生懸命エールを送ること、それは実は自分自身に対してもエールを送っているということなのです。今回は、エールを送る行為がどのように自分のパフォーマンスを高めるのか、その本当の意味について考えてみましょう。


1. エールを送るのは「自分に言い聞かせている」


1. 相手を応援することで自分に言い聞かせる

 エールを送る時、私たちは相手に対して「頑張れ!」と心を込めて応援しています。しかし、このエールは、実は相手だけではなく自分にも言い聞かせている行為なのです。応援することで、自然と自分自身も「頑張ろう」という気持ちに引き込まれていきます。相手を鼓舞しながら、自分の内側にもエネルギーを注いでいるのです。

  •  ・例: 運動会で相手に「負けないで!」と声をかけていると、いつの間にか自分も「負けたくない!」という気持ちが強くなってくる。


2. 応援することで自分の気持ちに火がつく

 エールを送る際には、ただ口先だけで言うのではなく、心を込めて応援します。その行為そのものが、応援している自分自身に「頑張れ!」と気合を注ぎ込んでいるのです。相手を応援しているつもりが、自分の気持ちにも火がつき、自然とやる気や集中力が高まります。

  •  ・例: チームメイトを応援しながら、気がつけば自分自身も「もっと頑張ろう」と前向きな気持ちが高まっている。


2. エールを送ることで自分のパフォーマンスを高める


1. 応援が自分のやる気を引き出す

 応援をすることで、応援している側のやる気やモチベーションも引き出されます。応援することで、自分自身に活力を与えることができ、結果として自分のパフォーマンスを向上させる効果があるのです。エールを送ることは、一見相手のための行為に見えますが、実は自分自身のエネルギーを高める行為でもあります。

  •  ・例: 気落ちしている友達に一生懸命エールを送ることで、自分の気持ちも前向きになり、パフォーマンスが向上する。


2. 応援することで「よしっ!」という気持ちが生まれる

 相手にエールを送り終えた瞬間、心の中で「よしっ!」という気合が入った感じが生まれることはありませんか?それこそが、応援の持つ力です。自分の力を出し切り、相手に全力でエールを送ることで、自分自身に対しても「やってやるぞ」という強い意志が湧いてくるのです。これは、どんな競技や学業、仕事においても共通する現象です。

  •  ・例: 応援合戦で全力でエールを送り終えた後、「自分も頑張らなければ!」と自然と気持ちが引き締まる。


3. 気落ちした友達を応援することで自分の力も引き出す


1. 応援が自己成長につながる

 友達が落ち込んでいるときに一生懸命エールを送ることは、その友達だけでなく、自分自身にも良い影響を与えます。応援する行為を通じて、「自分も頑張ろう」という気持ちが湧き上がり、結果として自分の成長にも繋がっていきます。つまり、誰かを応援することで、同時に自分の力も引き出しているのです。

  •  ・例: 友達がテストで落ち込んでいる時、「大丈夫、次は絶対いける!」と応援することで、自分も同じ目標に向かって努力しようという意識が強まる。


2. エールが前向きなエネルギーを作り出す

 応援にはポジティブなエネルギーを生み出す力があります。気持ちが沈んでいる友達にエールを送ることで、その友達にポジティブなエネルギーを届けるだけでなく、自分自身にも同じエネルギーが巡ってきます。こうして、応援する側もされる側も共に前向きな気持ちを持てるようになり、相乗効果でお互いのパフォーマンスを高め合うことができるのです。

  •  ・例: 困っている友達に「頑張れ!」と声をかけることで、自然と自分もポジティブなエネルギーを感じ、勉強やスポーツへの意欲が湧いてくる。


まとめ


相手にエールを送る行為は、単に「頑張ってください」という表面的なメッセージを伝えるだけではありません。エールを送ることで、応援している自分自身に対してもエネルギーを注ぎ込んでいるのです。全力でエールを送ることで、自分の気持ちにも火がつき、「よしっ!」という気合が入る瞬間が訪れます。

気落ちしている友達にエールを送ることで、その友達を元気づけるだけでなく、自分自身のパフォーマンスを向上させることができるのです。エールを送ることの本当の意味を理解し、これからも誰かを応援するときには、そのエネルギーを自分にも向けて、さらなる成長に繋げていきましょう。

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