来年こそ変わりたい人へ ー“目標が続かない理由”の正体を知る日ー
● 目標を立てたのに、続いた試しがない…
多くの生徒が毎年こう言います。
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・「新年の勉強計画、3日で終わった」
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・「今年こそ毎日英語、無理だった」
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・「テスト前に早く始めるつもりが、結局ギリギリ」
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・「部活と両立するぞ!……と思っただけだった」
そして最後には、
「どうせ来年も同じだよ…」
とあきらめモードに。
でも、大きな誤解があります。
●【結論】目標が続かないのは“意思が弱いから”ではない
続かない理由は、あなたじゃありません。
“人間の脳が続かない仕組みになっている”からです。
つまり、生徒は悪くない。
脳の仕様通りに失敗しているだけなのです。
では、脳はどんな特徴を持っているのか?
●【理由①】脳は“変化”を嫌う
脳は「いつも通り」が大好き。
急に:
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・勉強時間増やす
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・毎日単語する
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・生活リズム変える
とやると、
脳は危険と判断して抵抗します。
だから、
「よし、今日から毎日1時間英語!」
これはほぼ失敗する。
脳が拒否反応を起こすから。
●【理由②】“ゴールが遠い”と脳は動かなくなる
例えば、
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・偏差値10上げる
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・英検合格する
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・定期テストで90点取る
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・毎日2時間勉強する
こういう大きなゴールをいきなり設定すると、
脳はこう感じます:
「無理そう…今やらなくてもよくない?」
結果、動かない。
つまり、
目標が大きすぎると脳はストップする。
●【理由③】“やらない理由”を脳が勝手に作り出す
英語をやろうとした瞬間、脳は言い訳を作ります。
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・疲れた
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・今日はいいか
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・明日やれば
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・今スマホ見たい
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・気分が乗らない
これは“あなた”が弱いのではなく、
脳が自分を守るために作る仕組み。
どんなに優秀な人でも、
脳のこのクセは同じです。
●【理由④】「完璧にやろう」とするから続かない
生徒がよく言います。
「できないなら、もうやらない!」
これが続かない最大の原因。
完璧を目指す人ほど、
1回でも失敗すると諦めてしまう。
しかし、
続ける人は100点ではなく“70点”を目指す。
70点でいいから、毎日積み重ねる。
これが“続く人”の考え方。
●【理由⑤】「やった実感」が見えないと脳はやめる
努力しても、
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・成果が見えない
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・成長が感じられない
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・何ができたのか分からない
こうなると脳はこう判断します。
「意味ないからやめよう」
だから、
成長の見える化が続ける条件になる。
これは後の「習慣化」につながる重要ポイントです。
●【重要結論】
目標が続かない原因は“性格”でも“やる気”でもない。
脳の仕組みを知らずに戦っているから。
つまり、
仕組みを知れば、誰でも続けられるようになる。
「続けられる人」と「続かない人」の違いは才能ではない。
続く仕組みで戦っているかどうかだけ。
● 子どもたちへのメッセージ
今年目標が続かなかったとしても、
それはあなたが弱いからではありません。
人間の脳が「続けにくい」だけ。
でも、
“続けられる仕組み”を作れば、
あなたは必ず変われます。
来年こそ、いい一年にしたいなら、
まずは脳のクセを知ること。
続けられない自分を責めなくていい。
それが普通です。
そしてこれからのブログで、
“誰でも続くようになる方法”を一緒に作っていきます。
あなたは変われます。
そのための準備が、今日から始まります。
●まとめ
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・目標が続かないのは脳の仕組みの問題
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・脳は変化を嫌う
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・ゴールが大きいと動けない
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・完璧主義は続かない
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・成長が見えないとやめてしまう
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・続けられる人は正しい“仕組み”で戦っている

