塾長ブログ

2025/12/12
学習習慣,自主性の育て方,自己肯定感,成績アップ,勉強しない悩み

来年こそ変わりたい人へ ー“目標が続かない理由”の正体を知る日ー

● 目標を立てたのに、続いた試しがない…


多くの生徒が毎年こう言います。


  • ・「新年の勉強計画、3日で終わった」

  • ・「今年こそ毎日英語、無理だった」

  • ・「テスト前に早く始めるつもりが、結局ギリギリ」

  • ・「部活と両立するぞ!……と思っただけだった」


そして最後には、


「どうせ来年も同じだよ…」


とあきらめモードに。


でも、大きな誤解があります。



●【結論】目標が続かないのは“意思が弱いから”ではない


続かない理由は、あなたじゃありません。


“人間の脳が続かない仕組みになっている”からです。


つまり、生徒は悪くない。
脳の仕様通りに失敗しているだけなのです。


では、脳はどんな特徴を持っているのか?



●【理由①】脳は“変化”を嫌う


脳は「いつも通り」が大好き。


急に:

  • ・勉強時間増やす

  • ・毎日単語する

  • ・生活リズム変える


とやると、
脳は危険と判断して抵抗します。


だから、


「よし、今日から毎日1時間英語!」
これはほぼ失敗する。


脳が拒否反応を起こすから。



●【理由②】“ゴールが遠い”と脳は動かなくなる


例えば、

  • ・偏差値10上げる

  • ・英検合格する

  • ・定期テストで90点取る

  • ・毎日2時間勉強する


こういう大きなゴールをいきなり設定すると、
脳はこう感じます:


「無理そう…今やらなくてもよくない?」


結果、動かない。


つまり、
目標が大きすぎると脳はストップする。



●【理由③】“やらない理由”を脳が勝手に作り出す


英語をやろうとした瞬間、脳は言い訳を作ります。


  • ・疲れた

  • ・今日はいいか

  • ・明日やれば

  • ・今スマホ見たい

  • ・気分が乗らない


これは“あなた”が弱いのではなく、
脳が自分を守るために作る仕組み。


どんなに優秀な人でも、
脳のこのクセは同じです。



●【理由④】「完璧にやろう」とするから続かない


生徒がよく言います。


「できないなら、もうやらない!」


これが続かない最大の原因。


完璧を目指す人ほど、
1回でも失敗すると諦めてしまう。


しかし、
続ける人は100点ではなく“70点”を目指す。


70点でいいから、毎日積み重ねる。


これが“続く人”の考え方。



●【理由⑤】「やった実感」が見えないと脳はやめる


努力しても、

  • ・成果が見えない

  • ・成長が感じられない

  • ・何ができたのか分からない


こうなると脳はこう判断します。


「意味ないからやめよう」


だから、
成長の見える化が続ける条件になる。


これは後の「習慣化」につながる重要ポイントです。



●【重要結論】


目標が続かない原因は“性格”でも“やる気”でもない。


脳の仕組みを知らずに戦っているから。


つまり、
仕組みを知れば、誰でも続けられるようになる。


「続けられる人」と「続かない人」の違いは才能ではない。
続く仕組みで戦っているかどうかだけ。



● 子どもたちへのメッセージ


今年目標が続かなかったとしても、
それはあなたが弱いからではありません。


人間の脳が「続けにくい」だけ。


でも、
“続けられる仕組み”を作れば、
あなたは必ず変われます。


来年こそ、いい一年にしたいなら、
まずは脳のクセを知ること。


続けられない自分を責めなくていい。
それが普通です。


そしてこれからのブログで、
“誰でも続くようになる方法”を一緒に作っていきます。


あなたは変われます。
そのための準備が、今日から始まります。



●まとめ


  • ・目標が続かないのは脳の仕組みの問題

  • ・脳は変化を嫌う

  • ・ゴールが大きいと動けない

  • ・完璧主義は続かない

  • ・成長が見えないとやめてしまう

  • ・続けられる人は正しい“仕組み”で戦っている

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