スイカに○○をかけると頭が良くなる!? 夏の都市伝説を検証 ~“本当っぽいウソ”にだまされない力をつけよう~
はじめに:「それ、ホント!?」と思ったらチャンス!
「○○をすると頭が良くなる」「△△を食べると記憶力アップ!」
こんな話、夏休みのテレビやSNSで見かけたことありませんか?
今回は、“信じたくなるけど本当か怪しい”夏の都市伝説や噂話をピックアップして、科学の目でチェックしてみましょう!
① スイカに塩をかけると“頭が良くなる”!?
【都市伝説】
「スイカに塩をかけると集中力アップ!記憶力も上がる!?」
【実際は?】
塩をかけると甘く感じる「味覚の対比効果」はありますが、脳の働きに直接影響するという科学的根拠はありません。
ただし、スイカは水分・ミネラルが豊富なので、熱中症対策には◎!
② 昼寝すると成績が上がる!?
【都市伝説】
「昼寝をすると記憶が定着して、成績がアップするらしい!」
【実際は?】
これは一部本当。
15〜20分程度の“短い昼寝”は、脳の疲れを取って集中力を回復させる効果があります。
ただし、30分以上寝ると逆にボーっとしてしまうので要注意!
③ 夏にアイスを食べると太る!?
【都市伝説】
「アイスを食べすぎると夏でも太る!」
【実際は?】
これも本当のようで誤解もある話。
冷たいアイスは食べ過ぎなければ問題なし。ただし、糖分・脂肪は多めなので、毎日食べるのはやはりNG。
また、冷たいものばかり食べると内臓が冷えて体調を崩しやすくなる点にも注意!
④ “夏の記憶”は消えやすい!?
【都市伝説】
「夏に勉強してもすぐ忘れちゃうってホント?」
【実際は?】
気温が高いと集中しにくく、勉強効率が下がりがち。
でも、涼しい場所・短時間の集中学習を工夫すれば、むしろ記憶に残りやすくなるという研究も。
「忘れやすい季節」ではなく、「やり方次第」です!
⑤ 暑い日に冷たい水を一気に飲むと危険!?
【都市伝説】
「冷たい水を一気に飲むと体がショックを起こすらしい…」
【実際は?】
これも一理あります。
極端に冷たい水を急に大量に飲むと、胃腸に負担がかかることがあり、まれに気分が悪くなることも。
常温に近い水をこまめに飲むのがベストです。
おわりに:「正しそう」に見える情報にご注意!
世の中には、「なんとなく本当っぽい」情報がたくさんあります。
でも、大事なのは“疑って調べる力”をもつこと。
今回のような都市伝説も、「自分で調べて考える」ことで、科学の目が育っていきます!
次回は、
「“日本一暑い場所”はどこ?ちょっと自慢できる夏の知識」
をお届け予定です!