【成績が伸びない原因はココ?】インプットなしでアウトプットばかりする生徒たち
勉強がなかなかうまくいかない生徒に共通して見られる傾向があります。
それは――
インプットもしていないのに、アウトプット(問題演習)ばかりしたがること。
一見、「たくさん問題を解くことはいいことじゃないの?」と思われるかもしれません。
しかし、その“やり方”が間違っていれば成果は出ません。
覚えていないのに解こうとしても無意味
基本的な用語・考え方・解法などを「理解」も「記憶」もしていない状態で問題に挑む。
これ、実はとても非効率です。
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・問題の意味が分からない
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・解き方が見えてこない
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・時間だけがどんどん過ぎていく
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・「やったのにできない」と落ち込む
こんな状態に陥ってしまい、結局身につかないまま終わってしまいます。
成績が悪い生徒ほどこのパターンが多い
実際、成績が思わしくない生徒ほど、問題集だけを繰り返し解こうとする傾向が強いです。
なぜか?
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・「とりあえず解く」ことが勉強だと思っている
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・教科書や解説を読むのが面倒
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・理解せずに“正解”だけを追っている
これでは、頭の中はいつまでも空っぽのまま。
つまり、出すもの(アウトプット)すら持っていない状態なのです。
勉強の基本は「インプット→アウトプット」
勉強とは、
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1.知識や考え方を取り込む(インプット)
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2.取り込んだものを使ってみる(アウトプット)
という順序があってこそ、意味があります。
インプットがないままアウトプットを繰り返しても、効果は薄いどころか、時間のムダにもなりかねません。
解決策:最初の「読み・覚え・理解」を怠らない
解く前にやるべきことは、以下の3ステップです。
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・教科書やノートを読む
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・必要な用語や公式を覚える
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・解説を読んで考え方を理解する
このステップを飛ばさず、最低限の情報を頭に入れてから問題に取り組む。
たったそれだけで、問題にかかる時間と理解度が圧倒的に変わってきます。
まとめ:頭に入っていないものは出せない
料理でも材料がなければ何も作れません。
勉強も同じで、知識という材料がない状態で、解答という料理は作れないのです。
「とにかく問題を解けばいい」と思っているなら、
まずは「正しい順序で学ぶ」ことから見直してみましょう。
インプットしてからアウトプットする――
それが、成果の出る勉強の第一歩です。