集中できないときは、「言葉」で自分をコントロールしてみよう!
「先生、どうしたら集中できますか?」
生徒からよく聞かれる質問のひとつです。
集中しようとしても、なかなか集中できない…。
気がついたら別のことを考えていて、
目の前の勉強にまったく身が入っていない。
そんな経験、誰にでもありますよね。
■集中できない理由は「心がここにいない」から
集中できない状態って、
簡単に言うと「自分の意識が今、ここにいない」状態です。
たとえば──
・スマホの通知が気になる
・友達とのやり取りを思い出す
・さっきの失敗を引きずっている
・ごはんのことを考えている(笑)
これ、すべて「今やるべきこと」から気持ちが離れているんです。
つまり集中とは、「今、この瞬間に意識を戻すこと」。
この“意識を戻す”のに、実は【言葉】がとても有効なんです。
■魔法のひとこと「今、やるぞ」
たとえば、勉強を始めるとき。
ノートを開いても、なかなか頭が働かない…。
そんなときに、ぜひ声に出してほしい言葉。
「よし、今やるぞ」
「ここに集中!」
「この5分、全集中!」
たったこれだけですが、脳はその言葉を「命令」として受け取ります。
つまり、自分の“口ぐせ”が、自分の行動を変えるきっかけになるというわけです。
■「気が散ってるな…」と思ったら
逆に、集中が切れたなと思ったときも言葉を使います。
・「おっと、戻ってこい自分!」
・「あー、気が散ってる!」
・「深呼吸して仕切り直し!」
声に出すのが恥ずかしければ、心の中でもOK。
大事なのは、自分で自分を“今”に引き戻すこと。
■まとめ:「言葉」は集中力のスイッチになる
集中力は、才能ではありません。
練習と意識で、誰でも鍛えることができます。
そしてその第一歩が、
自分をコントロールする“言葉”を持つこと。
今日からぜひ、
「今やるぞ」
「ここに集中」
そんなシンプルな言葉を使って、
自分の集中力を引き出してみてください。
きっと少しずつ、「集中できる自分」に変わっていけるはずです!