睡眠中にやる気が育つ?脳の休息が勉強効率を変える!
「テスト前だから徹夜で勉強しよう!」
――そう思ったこと、ありませんか?
でも実は、それが一番“やる気を削ぐ行動”なんです。
脳にとって睡眠は、ただの休み時間ではありません。
「記憶を整理し、やる気をチャージする時間」なんです。
■ 脳は寝ている間に“勉強の整理整頓”をしている
勉強したことをしっかり覚えるには、睡眠が不可欠。
なぜなら、脳は寝ている間に
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・必要な情報を残し
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・不要な情報を消し
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・記憶を整理して定着させる
という作業をしているからです。
つまり、寝ないと勉強した内容が定着しにくいということ。
夜遅くまで頑張っても、寝不足だと記憶がバラバラのまま。
まるでノートを開きっぱなしで机を片づけないような状態なんです。
■ 睡眠中に“やる気ホルモン”が生まれる
睡眠中、脳の中ではドーパミンやセロトニンなど、
「やる気」や「前向きな気持ち」を支える物質がリセット・再生されます。
だから、寝不足になると…
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・集中できない
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・イライラする
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・モチベーションが下がる
といった状態になりやすくなるのです。
■ 勉強効率を上げる理想の睡眠リズム
脳科学的におすすめの睡眠リズムはこちら↓
1️⃣ 寝る時間を一定にする(できれば23時前)
→ 体内時計が整い、脳がスムーズに休息モードに入る。
2️⃣ 寝る前1時間はスマホを見ない
→ スマホの光(ブルーライト)が脳を覚醒させ、眠りを浅くする。
3️⃣ 6〜8時間は確保する
→ 深い眠り(ノンレム睡眠)で記憶を整理する時間をしっかり取る。
■ 朝起きたら“光”と“水”で脳を起こす!
起きてからすぐに太陽の光を浴びると、
脳が「朝だ!」と認識してセロトニンを分泌します。
さらに、水を一口飲むと血流が回復し、脳のエンジンがON!
「眠気が取れない…」という朝のだるさも減ります。
◆ 保護者の方へ
お子さんが「夜遅くまで勉強しているから頑張ってる」と思っても、
実は逆効果のこともあります。
「今日は早く寝よう」
「朝に続きをやろう」
と声をかけることで、脳のリズムを整えるサポートになります。
■ まとめ
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・睡眠中に記憶が整理され、やる気物質もリセットされる
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・寝不足は“やる気低下”と“集中力の欠如”を招く
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・夜の徹夜より、朝の1時間の方がずっと効果的
脳は眠っている間に成長する。
“寝る=サボる”ではなく、“やる気を育てる時間”と考えよう!

