塾長ブログ

2025/10/28
メンタルサポート,中学生の生活改善,声かけ・接し方,睡眠と勉強,効率の良い覚え方

睡眠中にやる気が育つ?脳の休息が勉強効率を変える!

「テスト前だから徹夜で勉強しよう!」
――そう思ったこと、ありませんか?


でも実は、それが一番“やる気を削ぐ行動”なんです。


脳にとって睡眠は、ただの休み時間ではありません。
「記憶を整理し、やる気をチャージする時間」なんです。



■ 脳は寝ている間に“勉強の整理整頓”をしている


勉強したことをしっかり覚えるには、睡眠が不可欠。
なぜなら、脳は寝ている間に


  • ・必要な情報を残し

  • ・不要な情報を消し

  • ・記憶を整理して定着させる
    という作業をしているからです。


つまり、寝ないと勉強した内容が定着しにくいということ。


夜遅くまで頑張っても、寝不足だと記憶がバラバラのまま。
まるでノートを開きっぱなしで机を片づけないような状態なんです。



■ 睡眠中に“やる気ホルモン”が生まれる


睡眠中、脳の中ではドーパミンやセロトニンなど、
「やる気」や「前向きな気持ち」を支える物質がリセット・再生されます。


だから、寝不足になると…

  • ・集中できない

  • ・イライラする

  • ・モチベーションが下がる


といった状態になりやすくなるのです。



■ 勉強効率を上げる理想の睡眠リズム


脳科学的におすすめの睡眠リズムはこちら↓


1️⃣ 寝る時間を一定にする(できれば23時前)
 → 体内時計が整い、脳がスムーズに休息モードに入る。

2️⃣ 寝る前1時間はスマホを見ない
 → スマホの光(ブルーライト)が脳を覚醒させ、眠りを浅くする。

3️⃣ 6〜8時間は確保する
 → 深い眠り(ノンレム睡眠)で記憶を整理する時間をしっかり取る。



■ 朝起きたら“光”と“水”で脳を起こす!


起きてからすぐに太陽の光を浴びると、
脳が「朝だ!」と認識してセロトニンを分泌します。


さらに、水を一口飲むと血流が回復し、脳のエンジンがON!
「眠気が取れない…」という朝のだるさも減ります。



◆ 保護者の方へ


お子さんが「夜遅くまで勉強しているから頑張ってる」と思っても、
実は逆効果のこともあります。


「今日は早く寝よう」
「朝に続きをやろう」


と声をかけることで、脳のリズムを整えるサポートになります。



■ まとめ


  • ・睡眠中に記憶が整理され、やる気物質もリセットされる

  • ・寝不足は“やる気低下”と“集中力の欠如”を招く

  • ・夜の徹夜より、朝の1時間の方がずっと効果的


脳は眠っている間に成長する。
“寝る=サボる”ではなく、“やる気を育てる時間”と考えよう!

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