塾長ブログ

2025/10/10
中学生の生活改善,テスト勉強,習慣化,睡眠と勉強,定期テスト対策,記憶法

テスト勉強は“寝ている間”に仕上がる!睡眠と記憶の関係

「テスト前は寝ずに勉強した方が点数が取れる」
そう思って徹夜に挑んだ経験はありませんか?


しかし脳科学の研究では、勉強の成果を一番生かすのは睡眠だと分かっています。
睡眠は、勉強で得た知識を「記憶」として脳に定着させる大事な時間なのです。



1. 記憶は睡眠中に整理される


勉強中に覚えたことは、まず「短期記憶」として脳に保存されます。
しかしこのままでは忘れやすく、テスト当日まで残りません。


睡眠中、とくに「深い睡眠(ノンレム睡眠)」の時間に、脳は大事な情報を「長期記憶」へと移し替えます。
つまり 寝ている間に勉強が仕上がっているのです。



2. 徹夜が危険な理由


一見「時間を増やせる」徹夜ですが、実は逆効果。


  • ・記憶が整理されず、覚えたことが抜け落ちやすい

  • ・集中力や判断力が大幅に低下

  • ・テスト中に眠気やだるさが襲ってくる


徹夜は勉強の効率を落とすだけでなく、当日のパフォーマンスも下げてしまいます。



3. 勉強に効果的な睡眠法


  • ・寝る前に軽く復習:直前に見た内容が記憶に残りやすい

  • ・6〜8時間の睡眠を確保:記憶の整理に必要な最低時間

  • ・テスト前夜は無理せず寝る:新しい知識よりも、脳を休ませることが優先


「寝ること=勉強をやめる」ではなく、「寝ること=勉強の仕上げ」と考えるのがポイントです。



まとめ


  • ・記憶は睡眠中に整理・定着される

  • ・徹夜は記憶力も集中力も低下させる

  • ・テスト前こそ、しっかり寝ることが大切


「勉強は机で覚え、ベッドで完成する」
睡眠を味方につければ、テスト本番で本当の力を発揮できます。

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