言葉がないと考えられないのかな? ~考えるって、どういうことだろう~
はじめに:「考える」ってなんだろう?
普段、私たちは「考える」って当たり前にしていること。
✅ 今日の宿題は何からやろう?
✅ 友だちになんて言おう?
✅ もしこうなったらどうしよう?
でもちょっと立ち止まって考えてみよう。
「言葉がないと、考えられないのかな?」
① 言葉で考えている私たち
✅ 頭の中で「言葉」が浮かぶ
✅ 「○○しよう」「これはこうだな」と整理する
言葉は「考えをまとめる道具」みたいなもの。
だから、言葉があるととても便利。
② じゃあ赤ちゃんは考えてないの?
でも赤ちゃんも泣いたり笑ったりするし、何かを感じて選んでるよね。
✅ お腹がすいたら泣く
✅ お母さんの顔を見て安心する
言葉は話せなくても「感じている」「選んでいる」。
それも考えているって言えるかもしれない。
③ 動物は考えていないの?
犬や猫もいろんな行動をする。
✅ おやつを欲しがる
✅ 危ないと感じて逃げる
✅ 甘えてみる
言葉は使わなくても、「こうしたらいい」「こうはイヤだ」を選んでいる。
④ 言葉があると何が変わる?
✅ 自分の気持ちを説明できる
✅ 頭の中を整理しやすい
✅ 他の人と共有できる
例えば:
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・友だちとケンカしたとき
→ 「なんで怒ったのか」を言葉で伝えられる -
・先生に質問するとき
→ 「わからないところ」を説明できる
⑤ 言葉がない考えもある?
✅ 絵を描くとき
✅ 音楽を聞いて感じること
✅ 夢の中のイメージ
言葉にしにくいけど、確かに「考えている」って感じる瞬間もある。
⑥ こんな問いかけをしてみよう
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・「考えるってどういうこと?」
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・「言葉がなかったらどうやって考える?」
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・「感じることと考えることって同じかな?」
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・「言葉にできない気持ちはある?」
親子や友だち同士で話すだけでも、とてもおもしろいテーマです。
おわりに:あなたはどう思う?
「言葉がないと考えられないのかな?」
答えは一つじゃありません。
大人でも「正解」が出せない問いです。
ぜひこの問いをきっかけに
✅ 自分はどう思う?
✅ 友だちはどう考える?
を話してみてください。
「考えるって何?」を考えること自体が、とても大事な時間です。